ブータン Bhutan
GNH 世界一を目指す国
GNH=Gross National Happiness (国民総幸福量)

農村風景 (Rice Field)

ブータンを訪れたのは、ちょうど田植えの時期でした。本当に、日本の山間の農村風景に似ています。
農機具らしきものは、一度も見かけませんでした。みんなで田植えをすることも、重要なコミュニケーション手段なのでしょう。皆、お友達という感じです。
○○コの絵がよく見られますが、ブータン名物の一つになっていて、絵葉書の題材にもなっています。

ブータンのダルシン(経文旗)は、ブータンを象徴する風景です。
ダルは、旗、シンは、木の竿を意味しています。

パロは、山だらけのブータンの中で、平地が多い地域で、田んぼが広がっています。
町は、本当に小さくて、ほとんど農村と言っていいです。
標高2300mですが、夏は快適な気候で、稲作に適しているのでしょう。
この風景だけみると、日本の山間の村と全く変りません。
ちょうど田植えのシーズンでした。
あちらこちらで、田植えをする風景が見られましたが、驚くべきことに、耕運機は、ついに一度も見ませんでした。
田植えの写真をもう一枚。
あまり効率的に行われているようには、見えませんが、急ぐ必要もないのでしょう。
家も密集しておらず、ぱらぱらを立っている感じです。
白い旗はダルシンです。
人が亡くなった時、108本立てると聞きましたが、必ずしも108本ではなかったように思います。また、木を大切にするということで、生木をそのまま使っているものもありました。
他の国では、5色ですので、この白い経文旗が立ち並ぶ風景は、ブータンならではと言えるでしょう。
ブータンの典型的な家です。
一階は、物置や家畜小屋で、二階が居室。その上の屋根裏は、風が通るようになっており、穀物の乾燥などに用いられます。
かつては、二階がが倉庫。人と仏様(仏間がある)は、三階に住んでいたそうです。
窓枠の装飾なども美しいですが、どんどん書き足していきます。
もう一つ注目は、壁の絵です。
吉祥紋や、虎の絵などに交じって、○○コの絵もよく見られます。
絵だけではなくて、門の前に、○○コの像を置いている家もありました。
ポーと呼ばれており、家を魔から守る働きがあります。
大事で、神聖なものなのですね。
家々の壁の絵だけ見ててもあきません。
これは、マカラなのでしょうか。ずいぶん様子は違いますが。